Windowsで使えるバッチ処理というものは便利で、これを駆使することで格段に業務効率がアップします。
いろんな処理があって、それを組み合わせることで自身の業務にピッタリの爆速ツールが作れます。
以前、私が自身の業務の効率アップするために作成してもらったバッチファイルを紹介紹介しますので、便利そうだと思ったらぜひ使ってみてください!
※バッチファイルのつくり方については、「バッチファイル(bat)の作り方!Windowsで業務効率アップに活躍!」をご覧ください。
どんなツールか?
PDFファイル(請求書など)を、1つ1つフォルダに投入してくれるバッチファイルです。
下記の動作をご覧ください。
バッチファイルにPDFをドロップすると、それぞれをフォルダに投入してくれます。
このバッチファイルのコード
@echo off
setlocal enabledelayedexpansion
:=====定数=====
set CD=%~dp0
set USAGE=【使用方法】pdfファイルをbatファイルへドラッグ&ドロップしてください。(複数ファイル可)
set err=0
:=====メイン処理=====
:ドラック&ドロップされない場合はusage表示
if '%1%' == '' (
echo %USAGE%
echo.
pause
exit /b
)
:フォルダ作成
for %%a in (%*) do (
:元ファイル
set orgfile=%%~a
:拡張子
set ext=%%~xa
:ファイル名
set filename=%%~na
:ファイル名(拡張子あり)
set file=!filename!!ext!
:作成フォルダ絶対パス
set folder=%CD%!filename!
:ファイル名不正確認
if not "%CD%" == "!folder!" (
if "!ext!" == ".pdf" (
if not exist "!folder!" (
mkdir "!folder!"
echo 次のフォルダを作成しました。
echo ⇒!folder!
echo.
) else (
echo 次のフォルダは既に存在します。
echo ⇒!folder!
echo.
)
if not exist "!folder!\!file!" (
move "!orgfile!" "!folder!" > nul 2>&1
echo 次のファイルを移動しました。
echo ⇒!file!
echo.
) else (
echo 次のファイルは既に存在しているため、移動はスキップします。
echo ⇒!folder!\!file!
echo.
)
) else (
echo pdfファイルではないため、次のファイルはスキップします。
echo ⇒!file!
echo.
)
) else (
echo ファイル名が不正のため、次のファイルはスキップします。
echo ⇒!file!
echo.
)
)
echo 処理を完了しました。
echo.
:pause
このバッチファイルの動作について
(1)対象のPDFをすべて選択しバッチファイルにドロップします。
(2)PDFの「.pdf」前の名称のフォルダが生成されます。
例)『.pdf』をドロップした場合、『A社の請求書』フォルダが生成される。
(3)(2)で生成されたフォルダに対象のPDFファイルが入ります。
実行の初回は承認処理をしてください
初回はWindowsが「本当に実行して大丈夫?」的なことを聞いてきます。
「詳細情報」をクリックします。
実行ボタンが表示されるので「実行」をクリック。
上記で、次回以降はこのような表示なしで実行可能です。
おわりに
と、いうことで、請求書などpdfをzipにする際にサクサクやるためのバッチファイルでした。
これをやる前は、PDFと同じ名称のフォルダを作る×請求書数!大変でした。
自身のために作ったツールなのですが、同じ悩みを持った方に刺さればうれしいです!
ココで作ってもらいました!
私はココナラでツール作成してもらいました。もちろん、作成者にはこのツールの掲載許可を得ています。
「コレができるなら、こんなのも?」「ココをもっとこうしたら便利なのに…」と思った、ココナラで相談してみるとよいと思います。
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