illustrator(イラレ)のライブトレース(画像トレース)で写真をイラスト風にする

グラフィック・デザイン
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Adobeのillustrator(イラレ)にはライブトレース(画像トレース)という機能があります。
どういう機能かというと、写真などの画像をベクターデータへと変化させます。

※ベクターデータに関しては以前投稿した「ラスターデータ画像・ベクターデータ画像とは
」をご覧ください。

そんなライブトレース機能ですが、拡大縮小で劣化しないベクターデータ化する以外にも独特な変換がクセになるんです。

どのように画像を変換するのか紹介します。

ライブトレースの種類

一部の種類の紹介になりますが、例を挙げます。
グレーな色合い、写真(低彩度)、写真(高彩度)、3色変換、6色変換、16色変換、シルエット。この7種類です。
※ライブトレースの方法は最後の方に記載してます。

今回使用するのは、ハンバーガーとピザの写真を使用しました。

ほとんど劣化させたくない場合は、『写真(高彩度)』を選択するとほぼ元の写真と変わらずです。

しかし、色の数を減らして、『16色変換』、『6色変換』を行うとイラストチックになります。ただ、色が減るとリアルさが失われマズそうに見えますね。

 

ライブトレースした写真を拡張

ライブトレースした画像を拡張するとパス化することが可能です。
また、ライブトレースしただけのデータを使用するより拡張したデータの方が軽いのも特徴です。
どのようにパスかされてるのか見てみましょう。

※わかりやすく水色の線を付けています。

世界地図から切り出したピースを並べてるような特徴の線が、なんだかクセになります。
人によって好き嫌いはあるかと思いますが、私は好きです。

拡張したデータにひと手間

ボーダーの色や太さを変更することで、印象が違う画像を作るコトができます。
写真をそのまま使用すると浮いちゃうような時にいろいろ試してみるのも良いでしょう。

ライブトレース・拡張のやり方

(1)①でライブトレースをしたい写真を選択します。②の画像トレースから種別を選択します。

(2)先ほど、選択した種別でトレースが完了したら、上部に「拡張」ボタンが表示されるのでクリックします。

(3)拡張されたら画像を選択して、右クリックで「グループ解除」を行います。
※透過された画像でも白背景がついてしまうためです。

(4)背景の白いオブジェクトを削除して、使用するデータのみ再度グループ化して完了です。

おわりに

と、いうことでillustrator(イラレ)のライブトレース(画像トレース)で写真をイラスト風にするでした。

この独特な変換が大好きで多様してしまいます。
写真ではなく、イラストの線画をトレースして滑らかにするのも味があって好きです。

作りたいものが思い浮かばない時は当てもなくこの機能で遊んでみても楽しいかも。

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