AIで画像を作って、Tシャツやグッズにして販売する。
画像生成AIを使えば、デザインの専門知識がなくても、オリジナルの画像を作りやすくなりました。
では、AIで大量に画像を作ってSUZURIに登録すれば、売上も増えるのでしょうか?
私は実際に、AIを使って架空のB級映画を100件以上考え、そのビジュアルをSUZURIでグッズ化する実験をしました。
結論から言うと、商品を作ることと、実際に売ることは別問題でした。
AIのおかげで画像や文章を作るハードルは下がりましたが、商品登録や管理、集客など、人間が行う作業は残ります。
この記事では、私が実際に試した方法と、AI画像をSUZURIで販売するときに考えておきたいことを紹介します。
なお、この実験の詳しい制作記録は無料noteで公開しています。
架空のB級映画を100件以上作った経緯や、使用したサービス、制作中に苦労したことなどをまとめています。
AI画像をSUZURIで販売することはできる?
SUZURIは、自分で用意した画像を使って、Tシャツや雑貨などのオリジナルグッズを販売できるサービスです。
画像生成AIで作成した画像についても、利用するAIサービスとSUZURIの規約を満たし、第三者の権利を侵害しないなどの条件を守れば、商品化できる場合があります。
ただし、AIで作った画像だから必ず販売できる、というわけではありません。
商用利用の条件や著作権、商標などについては、商品登録前に確認する必要があります。
また、販売できる状態になったとしても、購入者が集まるとは限りません。
AIで100件以上の架空B級映画を作った理由
今回の実験では、架空のB級映画を題材にしました。
実在しない映画のタイトルや設定を考え、映画ポスター風の画像をAIで作成し、Tシャツなどのグッズにする企画です。
なぜB級映画を選んだのか?
もともと私は、AIを使って何かを作り、それを販売する実験をしてみたいと思っていました。
当時はAIについてあまり詳しくなく、世の中に出回っていたAI画像に対して、少し不気味なイメージを持っていました。
人体や物の形が不自然だったり、何とも言えない違和感があったり。
そこで考えたのが、B級映画です。
B級映画のポスターなら、多少奇妙なビジュアルでも、作品の雰囲気として成立するのではないか。
むしろ、その不気味さが面白さにつながるのではないか。
そんな発想から、架空映画の制作を始めました。
ホラーやSFなど、さまざまなジャンルを制作
架空のB級映画といっても、内容は一種類ではありません。
ホラーやSF、怪獣ものなど、さまざまなジャンルを題材にしました。
映画のタイトルや設定を考え、それに合わせた画像を生成することで、一つひとつ違う作品を作っていきました。
AI画像を100件以上作るまでの流れ
今回の実験では、画像を生成するだけでなく、商品として登録するところまで行いました。
基本的な流れは次のとおりです。
- 架空映画のアイデアを考える
- 映画のタイトルや設定を作成する
- AIで映画ポスター風の画像を生成する
- 必要に応じて画像を修正・再生成する
- SUZURIに画像を登録する
- Tシャツなどのグッズを設定する
- 商品をジャンル別に整理する
- noteやXに作品を投稿する
一つひとつは難しくない作業でも、100件以上となると、それなりの手間がかかります。
AI画像は一度で完成するとは限らない
画像生成AIを使えば、指示を入力するだけで画像を作れます。
しかし、思いどおりの画像が一度で完成するとは限りません。
例えば、次のような問題が起こることがあります。
- 指示した構図にならない
- 人物や物の形が不自然になる
- 文字が正しく生成されない
- イメージと違う雰囲気になる
- 既存作品を連想させる画像になる
こうした場合は、指示を変更したり、画像を再生成したりする必要があります。
大量制作では、この繰り返しが負担になることもあります。
AI画像をグッズ化するときに必要な作業
AIで画像を生成できても、それだけで商品販売が完了するわけではありません。
SUZURIに登録するためには、画像の確認や商品の設定などが必要です。
商品に合う画像を用意する
Tシャツとマグカップでは、画像を配置する範囲や見え方が異なります。
そのため、同じ画像でも商品によって印象が変わることがあります。
また、背景の透過が必要かどうかなど、作りたい商品に合わせて画像を準備する必要があります。
商品ごとに仕上がりを確認する
画像を登録したら、各商品のプレビューを確認しましょう。
例えば、次のような点です。
- 画像が途中で切れていないか
- 文字が読める大きさか
- 商品の色とデザインが合っているか
- 意図しない余白ができていないか
大量に商品を登録する場合でも、仕上がりの確認は重要です。
商品を整理する
商品数が増えてくると、どこに何を登録したのかわかりにくくなることがあります。
特に、複数のジャンルを扱う場合は、商品を分類しておくと管理しやすくなります。
私の実験でも、架空映画をジャンル別に整理していました。
AI画像をSUZURIで販売するメリット
在庫を抱えずに販売できる
SUZURIでは、通常、注文に応じて商品が製造される仕組みを利用できます。
そのため、最初から大量の商品在庫を購入する必要がありません。
これは、販売実験を始めるうえで大きなメリットです。
画像を使って複数の商品を作れる
一つの画像を使って、Tシャツや雑貨など、複数の種類の商品を展開できます。
ただし、すべての商品に同じ画像が適しているとは限りません。
商品ごとの見え方を確認することが大切です。
好きなテーマで実験できる
今回の私のように、架空映画というテーマで商品を制作することもできます。
自分が興味を持てる題材なら、画像を作る作業そのものも楽しめます。
AI画像をSUZURIで販売するデメリット
商品を登録するだけでは売れない
SUZURIに商品を登録すれば、販売ページは作れます。
しかし、販売ページができたことと、購入者に見つけてもらえることは別です。
商品を知ってもらうためには、SNSでの発信や、ショップの見せ方なども考える必要があります。
大量制作には管理の手間がかかる
画像を100件作れば、100件分の確認や登録作業が発生します。
さらに、各画像から複数の商品を作る場合は、確認する対象が増えます。
AIで画像制作を効率化できても、商品管理まで自動的に終わるわけではありません。
画像生成AIの利用条件を確認する必要がある
AI画像を商品化する場合は、画像生成サービスの利用規約を確認する必要があります。
無料プランと有料プランで利用条件が異なる場合もあります。
また、生成した画像が第三者の権利を侵害していないかについても注意が必要です。
AI画像のグッズ販売に費用はかかる?
SUZURIでは、通常の商品登録を初期費用なしで始められます。
ただし、AI画像を使ったグッズ販売全体が、必ず無料でできるとは限りません。
例えば、次のような費用が考えられます。
| 項目 | 費用が発生するケース |
|---|---|
| 画像生成AI | 有料プランや追加利用 |
| 画像編集ソフト | 有料ソフトを使用する場合 |
| 商品サンプル | 実物を購入して確認する場合 |
| アイデア制作 | 他人に企画を依頼する場合 |
| 宣伝 | 有料広告などを利用する場合 |
また、金銭的な費用とは別に、自分の作業時間も必要です。
大量に商品を作る場合は、画像生成だけでなく、登録や管理にかかる時間も考えておきましょう。
AI画像を100件作れば売れるようになる?
今回の実験を始めたとき、私が試してみたかったのは、AIを使って大量に作品を作るという方法でした。
しかし、商品数を増やすことと、商品を売ることは別の課題です。
例えば、100件の商品を作っても、その商品を知っている人がほとんどいなければ、購入につながる機会は限られます。
一方で、商品数が少なくても、特定のテーマに興味を持つ人に届けば、購入される可能性はあります。
そのため、AIで大量に作れること自体を、販売上の強みと考えすぎない方がよいと思います。
私が実際に100件以上作ってみてどうなったのか、制作中に何を感じたのかについては、無料noteで詳しく紹介しています。
AIで100個作れば稼げる?架空のB級映画を100件以上作ってSUZURIで売った結果
これからAI画像をSUZURIで販売するなら
これから始める場合は、いきなり大量の商品を作る必要はありません。
まずは一つのテーマで画像を作り、商品登録まで試してみる方法がおすすめです。
まずは1件作ってみる
最初は画像を1件作り、商品登録までの流れを確認します。
実際に操作してみることで、必要な画像サイズや商品設定などを把握できます。
少しずつ商品を増やす
商品登録に慣れてきたら、10件、20件と増やしていく方法があります。
その際は、制作にかかった時間や、管理のしやすさも確認しましょう。
集客方法も考える
商品を作ることに加えて、どうやって知ってもらうかも考えておくことが大切です。
SNSやブログなど、利用する媒体に合わせて発信方法を検討しましょう。
ただし、投稿すれば必ず売れるというものではありません。
AI画像をSUZURIで販売する前のチェックリスト
- 利用する画像生成AIの商用利用条件を確認した
- SUZURIの利用規約を確認した
- 既存作品や商標との類似に注意した
- 商品に使える画像を用意した
- 商品プレビューを確認した
- 商品名や説明文を用意した
- 商品を管理する方法を考えた
- 制作にかかる費用を把握した
- 制作にかかる時間を考慮した
- 商品を知ってもらう方法を考えた
まとめ|AIで大量に作れることと、売れることは別
AIを使えば、画像や文章を作る作業の一部を効率化できます。
しかし、商品を販売するためには、画像生成以外にもさまざまな作業が必要です。
私も実際に、架空のB級映画を100件以上制作し、SUZURIでグッズ化する実験を行いました。
その経験から、画像を大量に作れることと、商品を売ることは別の課題だと感じています。
これからAI画像のグッズ販売に挑戦するなら、まずは少数の商品から始め、制作・登録・管理の流れを確認する方法もおすすめです。
実際に100件以上の架空映画を作った経緯や、制作方法、使用したサービス、実験の結果については、無料noteで公開しています。

