私はSUZURIやTシャツトリニティでTシャツなどのグッズを販売しております。
その中で「なんで売れたんだろうか?」という商品があります。
そのデザインについての考察してみました。
どんなデザインが売れたの?
どんなデザインが売れたのかというと、筋トレをするキンクマハムスター (ダンベル)です!
可愛いでしょう?
キンクマハムスターに白Tシャツを着せてダンベルを持たせた逸品です。ダンベルは紙粘土で作りました。
ジムで着るために作ったのですが、宣伝を全然してませんでした。
宣伝しなかった理由
宣伝しかなかった理由としては、栗ご飯Tをはじめとした飯テロ写真Tシャツ推しのためでした。
上記は私のショップです。
見ていただいたらわかるように食べ物Tシャツ、動物Tシャツ、イラストシャツ、いろいろあります。
「どういうのがいいのかな?」と自分でもまだ迷走中のためです。
作って、自分で着て人の反応を見ていく中で、「やっぱり飯テロ系統のつかみがいいな、宣伝はこれだけに絞ってみよう」となったわけです。
デザインとして登録はしているが、まったく宣伝していませんでした。
友人に見せた場合も、Tシャツを無理に着せたハムスターの写真は「怖い」と言われていたものです。
可愛いだろ!(憤怒)
なぜ売れたのか考察
私は以下の理由で売れたと思っています。
- 着る目的が明確
- ハムスターの写真を使用したデザインが少ない
- デザインが難しい
- キンクマハムスターだから
着る目的が明確
名称が「筋トレするハムスター」とあることから、ジムで着る目的の方が購入しているでしょう。
着る目的が明確であると、これを着た時の高揚感とかワクワク感を感じやすいです。
ハムスターの写真を使用したデザインが少ない
SUZURIでもTシャツトリニティでもよいですが、「ハムスター」と検索してみてください。
ほとんどがイラストのTシャツばかりです。
イラストも可愛いものばかりですが、当たり前のように実物(写真)も可愛いです。
検索している方の中には写真の方が好みの方もいますよね。
ライバルが少ないということも良い影響が出たのではないでしょうか。
デザインが難しい
Photoshopで写真をイジったことある方ならわかると思うのですが、ハムスターはじめ、フワフワしたものを切り抜くのはすごく難しいんです。
特にTシャツにする際のデザインは半透明が再現できないため、フワフワ感を残しながら切り抜くのが非常に難しいのです。
ハムスター飼ったことある方ならご存じかと思いますが、写真撮影が難しいです。
好奇心旺盛で動き回るし、素早いのでちゃんとした写真がなかなか撮れません。
なので、たまたまアイドル並みにかわいく撮影できた写真を使用しているんですよ。
↑写真失敗例
しかも、人間とは骨格が違う動物に無理やりシャツを合成しております。これはとても大変だそうです。(いつも画像編集をしてくれる友人談)
また、ダンベルなんかもそこらへんで売ってるモノを勝手に合成して使ったら著作権問題でダメですよね。
紙粘土でダンベル作って合成させたりと、全体的に手間がかかったデザインなのです。
手間がかかった = 売れる ではありませんが、手間がかかるということはライバルが少ないので前述したのと同様良い働きになったと言えます。
キンクマハムスターだから
ペットの写真を使用しているデザインはたくさんありますよね。
ワンちゃんだったり、ネコちゃんだったり、いろいろなペットのグッズが売られてます。
ペットを飼ったことある方ならわかると思いますが、同じ犬種でも顔や表情などでウチの子とそうじゃない子で全然思い入れが違います。
顔がちょっと違うけどカワイイとは思ってもらえますが、「やっぱりあの子ではない」とも感じます。
その点、キンクマハムスターって個体差がほとんどありません。
全身がやさしい輝きキンクマゴールドで、柄模様もないので感情移入しやすいです。
昔飼ってた人の大半に「昔飼ってたハムスターに似てる!」となる。「欲しい!」の気持ちにブーストがかかるのがよくわかります。
また、ペットのグッズでありがちな「ペット名を入れた商品名」は難しいと考えています。(動物タレントは別の話です。)
身内ネタと捉えられてしまうと、その動物が好きだとしても、ユーザは自分に関連のない商品と感じてしまいます。
このTシャツのハムスターは「くるみちゃん」という女の子ですが、
「くるみちゃんTシャツ」という名称だと「くるみちゃん?知らない。」となって魅力がなくなってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まったく宣伝してなかったデザインが短い期間で複数出たので、考察してみました。
写真を使用したデザインが少数派で、作るのが面倒で、昔飼っていたキンクマハムスターに似てる!と感情に働きかけるのではないか?
そのうえ趣味とか、これから始めようと思っている筋トレがかけ合わさったら…?
そんな方の需要にビタっとハマったデザインになったのかと感じました。
こうやって考察していくと、どのようなデザインを求めているかを考えるきっかけになって非常に興味深かったです。
今後も同様にデザインの考察をしていこうと思います。
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