オリジナルカレンダーを200部、300部とまとめて作る場合、費用はいくらかかるのでしょうか?
印刷会社の料金表を見れば、印刷代の目安はわかります。
しかし、実際にオリジナルカレンダーを作るには、写真の準備やデザイン、文章作成、日付の確認など、印刷以外にもさまざまな作業があります。
私は毎年、小さな牧場のオリジナル卓上カレンダーを制作しています。
制作部数は200〜300部ほど。全体の予算は約20万円です。
「200〜300部で20万円もかかるの?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、この金額は印刷代だけではありません。
この記事では、実際の牧場カレンダー制作を例に、印刷費と制作総額の違いや、費用を考えるときのポイントを紹介します。
ちなみに、私が実際に制作している牧場カレンダーについては、無料noteでさらに詳しく紹介しています。
小さな牧場が無理なく毎年カレンダーを作り続けるための工夫や、制作体制、費用の考え方などをまとめた体験談です。
これからオリジナルカレンダーを作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
オリジナルカレンダー200〜300部の制作費は約20万円【私の実例】
私が制作している牧場の卓上カレンダーは、200〜300部ほどを制作し、総額約20万円の予算で進めています。
ただし、これは一般的な相場ではなく、あくまで私が関わっている制作案件の実例です。
オリジナルカレンダーの費用は、サイズや仕様、印刷部数、デザインの依頼先などによって大きく変わります。
20万円は印刷代だけではない
カレンダーを作るためには、印刷以外にもさまざまな作業が必要です。
例えば、次のようなものがあります。
- 写真の収集と選定
- 各月に掲載する文章の作成
- カレンダー全体のデザイン
- 日付や曜日の確認
- 印刷用PDFの作成
- 印刷会社とのやり取り
- 完成までの進行管理
これらをすべて自分で行う場合と、専門家に依頼する場合では、費用の考え方が変わります。
1部あたりの制作費に換算すると?
総額20万円を制作部数で割ると、次のようになります。
| 制作部数 | 総額 | 1部あたりの制作費 |
|---|---|---|
| 200部 | 200,000円 | 1,000円 |
| 250部 | 200,000円 | 800円 |
| 300部 | 200,000円 | 約667円 |
これは、印刷代だけではなく、制作全体の費用を単純に部数で割った金額です。
実際に印刷会社へ支払う1部あたりの単価とは異なります。
カレンダー制作費の内訳には何がある?
オリジナルカレンダーを作る場合、どのような費用が発生するのでしょうか。
主な項目を紹介します。
1. 印刷費
印刷費は、完成したデザインを紙のカレンダーにするための費用です。
主に次の条件によって変わります。
- 卓上型か壁掛け型か
- カレンダーのサイズ
- ページ数や用紙の種類
- 台紙やリングなどの仕様
- 印刷部数
- 納期や配送先
同じ300部でも、仕様が違えば金額は変わります。
印刷会社を比較するときは、部数だけでなく、同じ仕様で見積もりを取ることが大切です。
2. デザイン費
写真や文章を配置し、カレンダーとして見やすく仕上げるための費用です。
私の場合、雑誌のデザインなどを手がけるデザイナーさんに依頼しています。
カレンダーは、単に写真を並べれば完成するものではありません。
写真の大きさや日付の見やすさ、予定を書き込むスペースなども考える必要があります。
特に、毎日使う卓上カレンダーでは、見た目だけでなく実用性も重要です。
3. 写真の準備費用
自分で撮影した写真を使う場合、写真素材の購入費用はかからないかもしれません。
しかし、写真を集めたり、探したり、選んだりする作業には時間がかかります。
私が制作している牧場カレンダーでも、12か月分の写真を集めることが大切な作業の一つです。
特に冬の写真は不足しやすく、毎年の課題になっています。
必要な写真を新たに撮影する場合は、撮影にかかる費用や移動時間なども考える必要があります。
4. 文章作成費
写真に短い説明文や、その月の出来事などを掲載する場合は、文章を作る作業も発生します。
私の場合、この文章作成を担当しています。
カレンダーに載せる文章は、長ければよいというものではありません。
限られたスペースの中で、読みやすく、写真の魅力を伝える文章を考える必要があります。
5. 校正・確認作業
カレンダーで特に重要なのが、日付や曜日の確認です。
カレンダーは一年間使うものなので、日付に間違いがあると困ります。
月の日数、曜日の並び、祝日などを確認する必要があります。
私の場合、日付を一日ずつ確認する作業にも費用をかけています。
こうした確認作業は、完成後のトラブルを防ぐために大切です。
6. 進行管理や修正対応
カレンダー制作では、写真や文章を用意して終わりではありません。
デザイナーさんへの連絡、修正内容の整理、完成データの確認なども必要です。
例えば、写真の差し替えが発生した場合は、デザインの修正をお願いすることになります。
複数の人が関わる制作では、こうした調整にも時間がかかります。
印刷費と制作総額を混同しないことが大切
オリジナルカレンダーの費用を調べるときに注意したいのが、印刷会社の料金表に表示されている金額です。
印刷会社によっては、印刷用データを自分で用意することが前提になっている場合があります。
その場合、表示されている料金にデザイン費は含まれていません。
印刷用データが完成している場合
すでに印刷会社の指定に合ったデータを用意できているなら、主な費用は印刷代になります。
自分でデザインを作れる人や、前年のデータを活用できる人に向いています。
デザインから依頼する場合
写真や文章は用意できても、印刷用のデータを作れない場合は、デザイン費も考える必要があります。
私の場合はこちらです。
写真や文章を準備し、デザイナーさんに印刷用PDFの制作をお願いしています。
そのため、印刷代だけを見て予算を決めることはできません。
私が実際にどのような制作体制でカレンダーを作っているのかは、無料noteでも詳しく紹介しています。
オリジナルカレンダーの制作費を抑える方法
予算が限られている場合は、どの作業に費用をかけるかを考えることが大切です。
毎年使えるデザインを残しておく
毎年カレンダーを作るなら、前年のデザインを活用できる場合があります。
例えば、カレンダー全体のレイアウトや、季節ごとの装飾などです。
もちろん、日付や写真は毎年変更する必要があります。
それでも、基本的なデザインを毎年一から考える必要がなくなれば、作業を減らせる可能性があります。
ただし、デザイナーさんが作成したデータを再利用できるかどうかは、事前に確認しておきましょう。
写真を普段から集めておく
制作時期になってから12か月分の写真を集めるのは大変です。
特に季節限定の写真は、撮影できる時期が限られています。
私の場合も、冬の写真が足りなくなることがあります。
普段から撮影しておけば、追加撮影の手間を減らせます。
仕様を毎年大きく変えない
カレンダーのサイズやページ構成を毎年大きく変更すると、デザインの調整が増える場合があります。
毎年制作する予定なら、無理なく続けられる仕様を決めておくのも一つの方法です。
私の場合も、毎年新しい機能を追加することより、継続して制作できることを重視しています。
追加する機能を慎重に決める
カレンダーには、さまざまな情報を掲載できます。
例えば、六曜や吉日などです。
しかし、情報を増やすほど、確認作業やデザインの調整が必要になる場合があります。
私が制作しているカレンダーでも、追加したい要素はありましたが、作業負担との兼ね合いで見送ったものがあります。
機能を増やすことだけが、カレンダーの価値を高める方法ではありません。
200部と300部、どちらがお得?
一般的に、印刷物は部数が増えると、1部あたりの印刷単価が下がる場合があります。
ただし、必ずしも300部の方がよいとは限りません。
大切なのは、必要な部数を考えることです。
余ったカレンダーにも費用がかかる
例えば、実際には200部しか配布しないのに、単価が安いという理由で300部作ったとします。
余った100部を使わなければ、その分の費用や保管場所が無駄になる可能性があります。
必要な部数と予備を考える
制作部数を決めるときは、配布先の数を確認しましょう。
そのうえで、予備をどの程度用意するか考えます。
私の場合は、毎年200〜300部ほど制作していますが、どの部数が最適かは配布する相手や目的によって変わります。
カレンダーを毎年作るなら、費用だけでなく続けやすさも重要
私がカレンダー制作で大切にしているのは、無理なく毎年続けられることです。
一度だけ豪華なカレンダーを作るのではなく、毎年楽しみにしてもらえるものを作りたいと考えています。
そのためには、費用だけでなく、制作に関わる人の負担も考える必要があります。
例えば、写真の収集や文章作成を担当する人が忙しくなってしまうと、制作が進まなくなることがあります。
お金をかければ解決する部分もありますが、作業を減らしたり、毎年使える仕組みを作ったりすることも大切です。
このような「小さな牧場が無理なくカレンダーを作り続けるための工夫」については、元の無料noteで詳しく紹介しています。
まとめ|カレンダー制作費は印刷代だけで考えない
オリジナルカレンダーを200〜300部作る場合、印刷費だけでなく、デザイン費や写真の準備、文章作成、校正なども考える必要があります。
私が制作している牧場の卓上カレンダーでは、総額約20万円の予算で制作しています。
ただし、これは一般的な相場ではなく、実際の制作案件の一例です。
カレンダーを作るときは、印刷会社の料金表だけを見るのではなく、完成までに必要な作業を整理することをおすすめします。
また、毎年制作する予定なら、費用を抑えることだけでなく、無理なく続けられる方法を考えることも大切です。
オリジナル卓上カレンダーの作り方を最初から知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
オリジナル卓上カレンダーの作り方|200〜300部を毎年制作している実例
そして、実際に私が牧場カレンダーを毎年制作している経験や、制作体制、費用の考え方については、無料noteで詳しく公開しています。

