オリジナルカレンダーを作りたいけれど、自分でデザインするのは難しい。
そんなときは、デザイナーに制作を依頼する方法があります。
ただし、初めて外注する場合は、こんな疑問が出てくるのではないでしょうか。
- デザイナーには何を渡せばいい?
- 写真や文章も考えてもらえる?
- 印刷用のデータまで作ってもらえる?
- デザイン費と印刷代は別なの?
- 修正は何回までお願いできる?
私は毎年、小さな牧場のオリジナル卓上カレンダーを制作しています。
制作部数は200〜300部ほど。写真や文章を用意し、雑誌制作の経験があるプロのデザイナーさんに、印刷用PDFを作成してもらっています。
この記事では、実際の制作経験をもとに、オリジナルカレンダーのデザインを外注するときの準備や注意点を紹介します。
ちなみに、私が関わっている牧場カレンダーの制作過程は、無料noteで詳しく公開しています。
デザイナーさんとの役割分担だけでなく、制作費、写真集め、校正、毎年続けるための工夫までまとめた実体験です。
カレンダー制作を外注しようと考えている方は、こちらも参考にしてください。
オリジナルカレンダーのデザインは外注できる?
オリジナルカレンダーのデザインは、デザイナーや制作会社に依頼できます。
例えば、写真や文章を自分で用意し、カレンダーのレイアウトや印刷用データの作成を任せる方法があります。
ただし、依頼先によって対応範囲は異なります。
デザインだけを担当する人もいれば、印刷会社とのやり取りまで対応する制作会社もあります。
そのため、依頼する前に「どこまでお願いしたいのか」を整理しておくことが大切です。
カレンダーデザインを外注する前に準備するもの
デザイナーに依頼する前に、次のような情報を整理しておくと、制作を進めやすくなります。
| 準備するもの | 内容 |
|---|---|
| カレンダーの種類 | 卓上型・壁掛け型など |
| サイズ | 希望する仕上がりサイズ |
| 制作部数 | 何部印刷するか |
| 掲載する写真 | 各月に使う写真 |
| 掲載する文章 | 説明文・タイトル・施設名など |
| 希望するデザイン | 参考画像や前年のカレンダー |
| 予算 | デザインと印刷を含む上限 |
| 希望納期 | いつまでに完成させたいか |
| 印刷会社 | 決まっている場合は入稿仕様 |
すべてを完璧に決める必要はありません。
ただし、未定の項目が多いほど、デザイナーとの相談や確認が必要になります。
写真はできるだけ先に集める
写真を使ったカレンダーでは、掲載する写真が重要です。
私が制作している牧場カレンダーでも、12か月分の写真を集めています。
特に冬の写真は不足しやすく、写真集めが毎年の課題です。
写真がそろわないと、デザインを確定しにくくなる場合があります。
写真の選び方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
オリジナルカレンダーに使う写真の選び方|12か月分を集めるコツ
掲載する文章も準備する
写真に説明文を付ける場合は、文章も必要です。
例えば、牧場カレンダーなら、牛の紹介や季節の様子などを掲載できます。
文章の長さによってレイアウトが変わるため、できるだけデザイン制作前に内容を整理しておくと便利です。
デザイナーにはどこまで依頼できる?
カレンダー制作で外注できる作業は、主に次のようなものです。
1. カレンダーのレイアウト制作
写真や日付、文章を配置する作業です。
写真を大きく見せたいのか、予定を書き込めるメモ欄を優先するのかによって、レイアウトは変わります。
卓上カレンダーのレイアウトについては、こちらの記事でも紹介しています。
卓上カレンダーのレイアウトの決め方|写真とメモ欄を両立するコツ
2. 写真の配置や調整
写真の向きや比率に合わせて、カレンダーに配置する作業です。
必要に応じて、写真の切り抜きや明るさの調整などを依頼できる場合もあります。
ただし、画像加工が別料金になることもあるため、事前に確認しましょう。
3. 印刷用データの作成
印刷会社に入稿するためのデータを作成する作業です。
私が制作している牧場カレンダーでは、プロのデザイナーさんに印刷用PDFを作成してもらっています。
印刷用PDFには、印刷会社が指定するサイズや塗り足しなどの条件があります。
そのため、印刷会社の入稿仕様を確認してから制作することが重要です。
4. 印刷会社とのやり取り
依頼先によっては、印刷会社への入稿や納品まで対応してもらえる場合があります。
一方で、デザインデータの納品までが業務範囲というケースもあります。
どちらなのかを、契約前に確認しておきましょう。
デザイン費と印刷代は別に考える
オリジナルカレンダーを外注するときに注意したいのが、デザイン費と印刷代の違いです。
デザイン費は、カレンダーのレイアウトや印刷用データを作成するための費用です。
印刷代は、完成したデータを紙に印刷し、製本するための費用です。
さらに、写真の加工や文章作成、校正などが別料金になる場合もあります。
200〜300部の制作実例
私が関わっている牧場カレンダーでは、毎年200〜300部ほどを制作しています。
全体の予算は約20万円です。
ただし、これは印刷代だけの金額ではありません。
デザインや校正など、制作に関わる作業も含めた予算です。
そのため、ほかの印刷会社の料金と比較するときは、どこまでの作業が含まれているのかを確認する必要があります。
詳しい費用の考え方については、こちらの記事で紹介しています。
デザイナーに依頼するときの注意点
修正回数を確認する
デザインを外注する場合、修正できる回数が決まっていることがあります。
例えば、写真の差し替えや文章の変更が発生した場合、追加料金になる可能性があります。
修正回数や追加費用については、事前に確認しておきましょう。
納品データの形式を確認する
デザインが完成しても、印刷会社に入稿できなければ印刷できません。
そのため、納品データが印刷会社の指定する形式に対応しているか確認する必要があります。
例えば、PDFで入稿する場合でも、印刷会社によって細かな条件が異なることがあります。
著作権やデータの再利用について確認する
毎年カレンダーを制作する場合、前年のデザインを再利用したいことがあります。
しかし、デザインデータを自由に編集したり、別の印刷会社で使ったりできるとは限りません。
制作したデータの利用範囲や、翌年以降の再利用について、事前に確認しておくと安心です。
日付や祝日の確認担当を決める
カレンダーは、日付や曜日が間違っていると使いにくくなります。
デザイナーが日付を配置したとしても、日付の正確性を誰が確認するのかは、別に決めておく必要があります。
私が制作している牧場カレンダーでも、日付の校正は重要な作業です。
校正の方法については、こちらの記事で紹介しています。
カレンダーの日付・曜日・祝日の校正方法|印刷前のチェックリスト
毎年外注するなら前年のデザインを活用する
毎年オリジナルカレンダーを制作する場合、前年のデザインを参考にすると便利です。
例えば、サイズやレイアウト、メモ欄などを毎年大きく変更しなければ、制作の負担を減らせる可能性があります。
毎年すべてを新しくする必要はない
写真や文章は毎年変えても、カレンダーの基本的な構成は維持する方法があります。
私が関わっている牧場カレンダーでも、毎年無理なく制作を続けることを大切にしています。
追加したい機能は慎重に考える
カレンダーには、六曜や吉日など、さまざまな情報を掲載できます。
しかし、情報を増やすと、デザインの調整や校正の作業も増える場合があります。
私が制作しているカレンダーでも、追加したい要素はありましたが、制作負担を考えて見送ったものがあります。
毎年続けるためには、できることをすべて盛り込むのではなく、必要な機能を選ぶことも大切です。
こうした制作中の判断や、実際の役割分担については、無料noteで詳しく紹介しています。
カレンダーのデザインを外注するときのチェックリスト
デザイナーに依頼する前に、次の項目を確認しておくと便利です。
- カレンダーの種類とサイズが決まっている
- 制作部数が決まっている
- 予算の上限が決まっている
- 希望する納期が決まっている
- 掲載する写真を用意している
- 掲載する文章を用意している
- 希望するデザインの参考資料がある
- デザイン費と印刷代の違いを確認している
- 修正回数と追加料金を確認している
- 印刷用データの形式を確認している
- デザインデータの再利用条件を確認している
- 日付や祝日の校正担当を決めている
まとめ|カレンダーの外注は役割分担を決めることが大切
オリジナルカレンダーのデザインは、プロのデザイナーに外注できます。
ただし、写真や文章の準備、印刷用データの作成、印刷会社への入稿など、どこまで依頼するのかを事前に確認することが重要です。
また、毎年カレンダーを制作する場合は、前年のデザインを活用したり、追加する機能を絞ったりすることで、制作の負担を減らせる可能性があります。
オリジナルカレンダーの制作全体の流れについては、こちらの記事でも紹介しています。
オリジナル卓上カレンダーの作り方|200〜300部の制作実例
そして、私が実際に小さな牧場のカレンダーを毎年制作している経験や、デザイナーさんとの役割分担、制作費、校正などについては、無料noteで詳しく公開しています。

