オリジナルの卓上カレンダーを作ってみたいけれど、何から始めればいいのかわからない。
そんな方もいるのではないでしょうか。
カレンダーを作るには、写真を集めるだけでなく、デザインや印刷、日付の確認など、意外と多くの作業があります。
私は毎年、小さな牧場のオリジナル卓上カレンダーを制作しています。
制作するのは200〜300部ほど。写真や文章を集め、デザイナーさんとやり取りしながら、印刷して配布するところまで進めています。
特別なカレンダー制作会社を運営しているわけではありません。母が働いている牧場のカレンダーを、毎年作っているだけです。
この記事では、実際の制作経験をもとに、オリジナル卓上カレンダーの作り方や必要な準備、費用の目安を紹介します。
なお、この記事は制作の流れを初心者向けにまとめたものです。
実際に小さな牧場でカレンダーを作り続けるための工夫や、季節ごとの写真の集め方、費用の内訳などは、無料noteに詳しくまとめています。
牧場以外のお店や農園、サークルなどでカレンダーを作りたい方にも参考になる内容です。
オリジナル卓上カレンダーは個人でも作れる?
オリジナル卓上カレンダーは、個人や小さな団体でも制作できます。
例えば、次のような用途があります。
- お店のお客様に配るノベルティ
- 農園や牧場のオリジナルグッズ
- サークルや地域団体の記念品
- ペットや家族の写真を使ったカレンダー
- イベントの参加者に配るプレゼント
最近は少部数から制作できるサービスもあるため、最初から数百部を作る必要はありません。
ただし、作りたい部数やデザインの自由度によって、向いている制作方法は変わります。
少部数ならカレンダー制作サービスが便利
自分用や数人へのプレゼントなら、写真をアップロードするだけでカレンダーを作れるサービスが便利です。
専門的なデザインソフトを使わずに作れるものもあります。
まずは少部数で試し、翌年から本格的に制作する方法もおすすめです。
200〜300部なら印刷会社への発注も選択肢
私が制作している牧場のカレンダーは、毎年200〜300部ほどです。
この規模になると、印刷会社にまとめて発注する方法も選択肢になります。
ただし、印刷用のデータを用意する必要があるため、デザイナーさんに依頼するなど、制作体制を考えておくことが大切です。
オリジナル卓上カレンダーの作り方【6ステップ】
実際に私が行っている制作作業を、大きく6つに分けて紹介します。
1. カレンダーの仕様を決める
最初に決めるのは、どんなカレンダーを作るかです。
例えば、次のような項目があります。
- 卓上型か壁掛け型か
- 何部制作するか
- 写真を何枚使うか
- 予定を書き込めるようにするか
- 表紙や裏表紙を付けるか
- いつまでに完成させるか
私が制作しているのは、机の上に置いて使える卓上カレンダーです。
牛の写真を大きく見せることも大切ですが、予定を書き込めるスペースも残しています。
なぜなら、カレンダーは写真集ではなく、毎日使う道具でもあるからです。
2. 写真を集める
次に、カレンダーに使う写真を集めます。
12か月分の写真が必要になるため、できるだけ季節感のある素材を用意します。
牧場の場合は、牛の写真だけでなく、春の花や夏の草原、秋の風景、冬の雪なども使えます。
ここで重要なのが、カレンダーを作り始めてから写真を集めるのではなく、普段から撮影しておくことです。
私の場合、毎年のように冬の写真が足りなくなって困っています。
雪が降ったら、ぜひ写真を撮っておいてください。
冬のカレンダーを作る人間が、後で泣かずに済みます。
3. 12か月分の写真を選ぶ
写真が集まったら、どの月に使うかを決めます。
春らしい写真は春に、夏らしい写真は夏に配置するなど、季節感を考えながら選びます。
ただし、必ずしもすべての月に特別なイベントが必要なわけではありません。
例えば、牧場なら、普段の牛の様子も立派な写真素材です。
毎年大きな出来事が起きるわけではないので、何気ない日常の写真も大切にしています。
4. 各月の文章を考える
私が制作しているカレンダーには、写真だけでなく、短い文章も入れています。
その月の牧場の様子や、牛に関する話題などです。
文章があると、写真を見るだけでなく、牧場について少し知ってもらうこともできます。
ただし、文章を入れすぎるとカレンダーとして使いにくくなるため、写真や日付とのバランスが重要です。
5. デザインと印刷用データを作る
写真と文章がそろったら、デザインを作ります。
私の場合は、専門のデザイナーさんに依頼しています。
写真や文章を渡し、どのようなレイアウトにするか相談しながら制作を進めます。
印刷会社に入稿するためのPDFも、デザイナーさんに作成してもらっています。
デザインを自分で作れる場合は外注費を抑えられますが、印刷会社が指定するデータ形式や仕上がりサイズなどを確認する必要があります。
6. 日付を確認して印刷する
デザインが完成したら、印刷する前に内容を確認します。
特に注意したいのが日付です。
カレンダーは日付が間違っていると、実用品として困ります。
月の日数、曜日の並び、祝日などを確認します。
文章の誤字脱字や、写真と月の組み合わせもチェックしましょう。
問題がなければ、印刷会社へ入稿します。
オリジナル卓上カレンダーの制作費はいくら?
私が制作している牧場カレンダーでは、総額20〜25万円ほどの予算で制作しています。
ただし、これは印刷代だけではありません。
デザインや制作進行なども含めた金額です。
実際の費用例は次のとおりです。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 印刷費(200〜300部) | 2〜3万円程度 |
| デザイン・DTP・入稿用PDF制作 | 10万円程度 |
| 挿絵・イラスト | 数千円〜1万円程度 |
| 制作進行・企画・原稿作成など | 残りの予算から対応 |
| 総額 | 20〜25万円程度 |
※これは私が制作しているカレンダーの実例です。一般的な相場を示すものではありません。仕様や依頼先によって金額は変わります。
印刷費だけでカレンダーは完成しない
カレンダー制作では、印刷以外にも作業があります。
例えば、写真の収集、文章の作成、デザイナーさんとのやり取り、日付の確認などです。
特に、写真が不足している場合は、過去の写真を探したり、追加で撮影をお願いしたりする必要があります。
こうした作業にも時間がかかります。
そのため、印刷費だけでなく、制作全体にどのくらいの作業が必要なのかを考えておくことが大切です。
実際にどの作業を自分で担当し、どの作業を外注しているのかについては、無料noteでさらに詳しく紹介しています。
毎年カレンダーを作るなら、最初から頑張りすぎない
私がカレンダー制作で大切にしているのは、毎年無理なく作れることです。
最初の一年だけ豪華なものを作っても、翌年から続けられなくなってしまってはもったいありません。
写真は一年間かけて集める
カレンダー制作が始まってから12か月分の写真を集めるのは大変です。
そのため、普段から写真を撮りためておくことをおすすめします。
特に、季節が限定される写真は重要です。
桜や紅葉、雪などは、撮り逃すと翌年まで同じ景色を撮影できないこともあります。
毎年使える素材を残しておく
一度作ったイラストやデザイン素材は、翌年も使える場合があります。
例えば、季節を表す小さな挿絵などです。
毎年すべてを新しく作るのではなく、使えるものは残しておくと制作の負担を減らせます。
カレンダーとしての使いやすさを優先する
写真を大きく見せたくなる気持ちはあります。
しかし、写真を優先しすぎて日付が見づらくなったり、予定を書き込めなくなったりすると、カレンダーとして使いにくくなることがあります。
私の場合は、写真の大きさよりも実用性を優先しています。
一年間机の上に置いて使ってもらうことが、結果的に牧場のことを知ってもらう機会につながると考えているからです。
卓上カレンダーはノベルティにもおすすめ
オリジナル卓上カレンダーは、販売用のグッズだけでなく、ノベルティとして配る方法もあります。
私が牧場カレンダーを作っていて感じるのは、カレンダーそのものに使う理由があることです。
例えば、牧場の名前だけが書かれたチラシを一年間机の上に置いてもらうのは難しいかもしれません。
しかし、カレンダーなら日付を確認したり、予定を書き込んだりできます。
その結果、一年間使ってもらえる可能性があります。
もちろん、すべての人が必ず使ってくれるわけではありません。
それでも、実用品に写真や名前を載せられるという点は、カレンダーの魅力だと思っています。
まとめ|オリジナルカレンダーは無理なく続けられる方法で作ろう
オリジナル卓上カレンダーを作るには、写真集め、文章作成、デザイン、校正、印刷など、さまざまな作業があります。
少部数なら制作サービスを利用する方法もありますし、200〜300部ほど作るなら、デザイナーさんや印刷会社に依頼する方法もあります。
私自身、小さな牧場のカレンダーを毎年制作する中で、できるだけ無理なく続けられる方法を考えてきました。
特に大切だと思っているのは、普段から写真を撮りためておくことと、カレンダーとしての使いやすさを残すことです。
実際に制作してきた経験や、季節ごとの写真の集め方、費用の内訳、毎年続けるための工夫については、無料noteに詳しくまとめています。
これからオリジナルカレンダーを作ってみたい方は、ぜひ参考にしてください。

