オリジナルカレンダーを作るとき、何部印刷すればいいのか迷っていませんか?
少なすぎると配布したい人に渡せず、多すぎると在庫が余ってしまいます。
特にカレンダーは、使う年が決まっている印刷物です。翌年に持ち越して配布することが難しいため、部数の決め方が重要になります。
私は毎年、小さな牧場のオリジナル卓上カレンダーを200〜300部ほど制作しています。
ただし、200〜300部という数字が、すべての団体やお店に適しているわけではありません。
この記事では、オリジナルカレンダーの印刷部数を決める方法や、余部の考え方、少部数と大量印刷の違いを紹介します。
ちなみに、私が関わっている牧場カレンダーの制作過程は、無料noteで詳しく公開しています。
制作費や写真集め、デザイナーさんとの役割分担、毎年無理なく制作を続けるための工夫などをまとめた実体験です。
オリジナルカレンダーは何部作ればいい?
オリジナルカレンダーの印刷部数は、配布する人数や用途によって変わります。
例えば、家族や友人に配る場合と、店舗のお客様や取引先に配る場合では、必要な部数が異なります。
まずは、誰に何部配るのかを整理しましょう。
印刷部数を決める基本の考え方
必要な部数は、次のように考えられます。
印刷部数=配布予定数+予備分
例えば、100人に1部ずつ配布する予定で、予備を10部用意する場合は、合計110部になります。
ただし、印刷会社によっては注文できる部数に単位があるため、希望どおりの部数を注文できるとは限りません。
印刷部数を決める前に確認したい3つのこと
1. 誰に配布するのか
まず、配布先を整理しましょう。
例えば、次のような配布先が考えられます。
- 家族や友人
- 店舗のお客様
- 取引先
- イベントの参加者
- 関係者やスタッフ
配布先を整理すると、必要な部数を考えやすくなります。
2. 1人に何部渡すのか
基本的には1人1部を想定することが多いですが、配布先によっては複数部必要になる場合があります。
例えば、店舗や施設にまとめて渡す場合などです。
そのため、単純な人数だけでなく、配布先ごとの必要部数を確認しましょう。
3. 予備を何部用意するのか
配布予定数ぴったりで印刷すると、追加で必要になった場合に対応できないことがあります。
そのため、予備分を用意する方法があります。
ただし、予備を増やしすぎると在庫が余る可能性もあります。
カレンダーの余部は何部必要?
余部とは、配布予定数とは別に用意しておく予備のカレンダーです。
例えば、次のような用途があります。
- 配布先が増えたときの予備
- 関係者への追加配布
- 保存用
- 配送中の破損などに備える分
ただし、必要な余部の数は用途によって異なります。
余部を決めるときの考え方
余部は、次のような条件をもとに決めるとよいでしょう。
- 配布先が確定しているか
- 追加配布の可能性があるか
- 保存用が必要か
- 追加印刷が可能か
- 予算に余裕があるか
余部を何%にすればよいという共通の正解はありません。
配布予定数と予算をもとに、必要な範囲で考えることが大切です。
100部・200部・300部では何が違う?
カレンダーの印刷部数が変わると、印刷費や在庫の管理方法が変わる場合があります。
| 印刷部数 | 考えられる用途 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1〜10部 | 個人用・プレゼント | 1部あたりの価格を確認 |
| 50部 | 小規模な配布 | 配布先を具体的に決める |
| 100部 | 店舗・団体など | 予備分を考慮する |
| 200部 | まとまった配布 | 保管場所を確認する |
| 300部 | まとまった配布 | 在庫が余らないように計画する |
※上記は用途を考えるための例であり、部数ごとの標準的な利用規模を示すものではありません。
少部数なら1部から作れるサービスもある
個人用やプレゼント用であれば、1部から注文できるサービスもあります。
少部数制作については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
オリジナルカレンダーは1部から作れる?少部数制作の方法と注意点
印刷部数が増えると1部あたりの費用は安くなる?
印刷方法や料金体系によっては、部数が増えるほど1部あたりの印刷費が下がる場合があります。
ただし、必ず安くなるとは限りません。
また、1部あたりの単価が安くなっても、注文する部数が増えれば、支払う総額は増えることがあります。
例:印刷部数と費用の考え方
仮に、次のような見積もりがあったとします。
| 部数 | 印刷費の総額 | 1部あたり |
|---|---|---|
| 100部 | 30,000円 | 300円 |
| 200部 | 45,000円 | 225円 |
| 300部 | 60,000円 | 200円 |
※これは計算方法を説明するための架空の金額です。実際の印刷料金ではありません。
この例では、部数が増えるほど1部あたりの単価は下がっています。
しかし、総額は増えています。
そのため、単価だけでなく、必要な部数と予算をあわせて考えることが重要です。
200〜300部のカレンダー制作実例
私が関わっている牧場カレンダーでは、毎年200〜300部ほど制作しています。
全体の予算は約20万円です。
ただし、これは印刷代だけの金額ではありません。
デザインや校正など、制作全体に関わる費用を含めた予算です。
そのため、200〜300部を印刷する場合の一般的な印刷費として、そのまま参考にできる数字ではありません。
制作費の考え方については、こちらの記事で紹介しています。
印刷部数を決めるときの注意点
追加印刷できるか確認する
印刷会社によっては、追加印刷に対応している場合があります。
ただし、追加印刷には再注文や追加費用が必要になることがあります。
また、納期も確認する必要があります。
保管場所を考える
200部や300部など、まとまった部数を注文する場合は、保管場所も必要です。
卓上カレンダーの場合は、台紙やケースなどの仕様によって、必要なスペースが変わります。
配布する時期を決める
カレンダーは、使い始める前に配布することが重要です。
そのため、印刷部数だけでなく、配布する時期や方法も考えておきましょう。
送料や梱包費も確認する
印刷会社からの送料や、配布先へ発送するための梱包費が発生する場合があります。
部数が多い場合は、こうした費用も予算に含めて考える必要があります。
毎年制作するなら前年の配布数を記録する
オリジナルカレンダーを毎年制作する場合は、前年の配布数を記録しておくと便利です。
例えば、次のような情報を残しておく方法があります。
| 記録する項目 | 内容 |
|---|---|
| 印刷部数 | 何部注文したか |
| 配布部数 | 実際に何部配ったか |
| 余った部数 | 何部残ったか |
| 追加配布 | 予定外の配布があったか |
| 配布先 | どこに何部渡したか |
こうした情報があれば、翌年の印刷部数を決めるときの参考になります。
ただし、前年と配布先や用途が変わる場合は、その変化も考慮しましょう。
毎年カレンダーを作り続けるための工夫や、実際の制作体制については、無料noteで詳しく紹介しています。
オリジナルカレンダーの印刷部数チェックリスト
注文する前に、次の項目を確認しておきましょう。
- 配布先が決まっている
- 配布予定数を把握している
- 1人あたりの必要部数を確認した
- 余部の必要数を考えた
- 保存用の部数を考えた
- 印刷会社の注文単位を確認した
- 部数ごとの見積もりを比較した
- 送料や梱包費を確認した
- 保管場所を確保できる
- 配布する時期が決まっている
まとめ|印刷部数は配布予定数と余部から考えよう
オリジナルカレンダーの印刷部数は、配布する人数や用途によって異なります。
まずは配布予定数を整理し、必要に応じて余部を追加する方法がおすすめです。
また、部数が増えると1部あたりの印刷費が下がる場合がありますが、総額は増えることもあります。
そのため、単価だけでなく、予算や保管場所、配布時期も含めて考えることが重要です。
私が関わっている牧場カレンダーでは、毎年200〜300部ほど制作しています。
オリジナルカレンダーの制作全体の流れについては、こちらの記事でも紹介しています。
オリジナル卓上カレンダーの作り方|200〜300部の制作実例
そして、実際に小さな牧場のカレンダーを毎年制作している経験や、制作費、写真集め、デザイナーさんとの役割分担などについては、無料noteで詳しく公開しています。
