オリジナルカレンダーを作りたいけれど、失敗したらどうしよう。
特に、数十部から数百部をまとめて印刷する場合、印刷後に間違いが見つかると大変です。
例えば、日付や曜日が間違っていたり、写真が粗く印刷されていたり、予定していた時期に納品されなかったりすることがあります。
私は毎年、小さな牧場のオリジナル卓上カレンダーを制作しています。
制作部数は200〜300部ほど。
写真集め、文章作成、デザイン、校正など、さまざまな作業を分担しながら進めています。
この記事では、オリジナルカレンダー制作で起こりやすい失敗と、その対策を紹介します。
実際に制作している中で課題になっていることと、一般的に注意したいことを分けて解説します。
ちなみに、私が関わっている牧場カレンダーの制作過程は、無料noteで詳しく公開しています。
制作費や写真集め、デザイナーさんとの役割分担、毎年無理なく続けるための工夫などをまとめた実体験です。
オリジナルカレンダー制作でよくある失敗一覧
まずは、カレンダー制作で注意したい失敗を一覧にまとめます。
| よくある失敗 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 日付や曜日の間違い | 校正不足 | 複数回確認する |
| 祝日の間違い | 古い情報を使用 | 対象年の祝日を確認 |
| 写真の画質が悪い | 解像度不足 | 印刷サイズで確認 |
| 写真が足りない | 撮影時期の偏り | 過去写真も活用 |
| 文字が小さい | 画面だけで確認 | 実寸で確認 |
| 納期に間に合わない | 準備の遅れ | 逆算して計画 |
| 修正が増えすぎる | 素材が未確定 | 写真・文章を整理 |
| 入稿データに不備 | 印刷仕様の確認不足 | 入稿ガイドを確認 |
失敗1|日付や曜日を間違える
カレンダー制作で特に注意したいのが、日付や曜日の間違いです。
例えば、1月1日の曜日が違っていたり、2月の日数が間違っていたりすると、カレンダーとして使いにくくなります。
対策:日付を複数回確認する
日付や曜日は、対象年の正しいカレンダーと照合しましょう。
特に、うるう年の2月29日や、月末の日数に注意が必要です。
また、日付を一人だけで確認するのではなく、複数の人で確認する方法もあります。
私が制作している牧場カレンダーでも、365日分の日付を確認する作業は重要です。
詳しい校正方法については、こちらの記事で紹介しています。
失敗2|祝日の表示を間違える
日本の祝日は、毎年同じ日付とは限りません。
例えば、月曜日に移動する祝日や、振替休日などがあります。
また、法律の改正などによって、祝日の情報が変わる可能性もあります。
対策:対象年の祝日を確認する
祝日の確認には、内閣府が公開している情報を利用できます。
前年のカレンダーをそのまま流用するのではなく、制作する年の祝日を確認しましょう。
失敗3|写真が粗く印刷される
パソコンやスマートフォンの画面ではきれいに見える写真でも、大きく印刷すると粗くなる場合があります。
特に、写真を拡大したり、切り取ったりする場合は注意が必要です。
対策:印刷するサイズで画質を確認する
写真の解像度は、実際に配置するサイズによって必要な条件が変わります。
印刷会社が推奨する画像サイズや解像度を確認しましょう。
また、可能であれば試し刷りを行うと、仕上がりを確認しやすくなります。
写真の選び方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
失敗4|12か月分の写真がそろわない
写真を使ったカレンダーでは、各月に掲載する写真が必要です。
しかし、実際に集めてみると、特定の季節だけ写真が少ないことがあります。
私が制作している牧場カレンダーでも、冬の写真不足は毎年の課題です。
対策:過去の写真や季節を限定しない写真を活用する
写真が不足している場合は、過去の写真を探したり、季節感にこだわりすぎない写真を使ったりする方法があります。
また、翌年に向けて不足している写真を記録しておくことも大切です。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
失敗5|日付や文字が小さくて読みにくい
写真を大きく配置すると、日付や文章を掲載するスペースが小さくなる場合があります。
特に、卓上カレンダーでは、予定を書き込むためのメモ欄も必要になることがあります。
対策:実際のサイズで確認する
画面上では読みやすく見えても、印刷すると文字が小さく感じる場合があります。
そのため、可能であれば実寸で印刷して確認しましょう。
また、写真と日付のバランスを考えることも重要です。
卓上カレンダーのレイアウトについては、こちらの記事で紹介しています。
失敗6|納期に間に合わない
カレンダーは、使う時期が決まっている商品です。
そのため、完成が遅れると、予定していた時期に配布できなくなる可能性があります。
対策:印刷会社の納期から逆算する
まず、いつまでにカレンダーが必要なのかを決めましょう。
そのうえで、印刷会社の納期を確認し、デザインや校正の期間を確保します。
特に、写真集めや文章作成に時間がかかる場合は、早めに準備を始めることが重要です。
失敗7|修正が増えすぎる
カレンダー制作では、写真の差し替えや文章の変更など、さまざまな修正が発生することがあります。
しかし、修正が増えすぎると、制作期間が長くなったり、追加費用が発生したりする場合があります。
対策:写真と文章をできるだけそろえてから依頼する
デザイナーに依頼する前に、掲載する写真や文章を整理しておくと便利です。
また、修正内容をまとめて伝えることで、やり取りを整理しやすくなります。
デザインの外注については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
失敗8|印刷用データに不備がある
カレンダーのデザインが完成しても、印刷会社の入稿条件を満たしていなければ、再入稿が必要になる場合があります。
例えば、塗り足しが不足していたり、写真の解像度が足りなかったりするケースです。
対策:印刷会社の入稿ガイドを確認する
印刷会社によって、入稿データの条件は異なります。
そのため、PDFの保存形式や塗り足し、トンボなどの条件を事前に確認しましょう。
印刷用PDFについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
毎年作るなら「失敗しにくい仕組み」を考える
オリジナルカレンダーを毎年制作する場合は、その年の問題を解決するだけでなく、翌年以降の制作を楽にすることも大切です。
例えば、次のような工夫があります。
前年のデザインを活用する
毎年同じサイズやページ構成を基本にすれば、新しく考えることを減らせる可能性があります。
写真を普段から集める
カレンダー制作が始まってから写真を探すのではなく、一年間かけて写真を集めておく方法です。
校正のチェックリストを残す
日付や曜日、祝日など、毎年確認する項目を一覧にしておくと便利です。
新しい機能を増やしすぎない
カレンダーには、六曜や吉日など、さまざまな情報を追加できます。
しかし、情報を増やすほど、デザインや校正の負担が増える場合があります。
私が制作している牧場カレンダーでも、追加したい要素を見送る判断をしています。
毎年続けるためには、できることをすべて盛り込むのではなく、必要なものを選ぶことも大切です。
こうした制作中の判断や、毎年無理なくカレンダーを作り続けるための工夫については、無料noteで詳しく紹介しています。
オリジナルカレンダー制作の失敗を防ぐチェックリスト
最後に、印刷前に確認したい項目をまとめます。
- 日付や曜日が正しい
- 祝日や振替休日が正しい
- 写真の画質に問題がない
- 写真の切り取り位置が適切
- 文字が読みやすい
- メモ欄が使いやすい
- 写真や文章の修正が完了している
- ページの順番が正しい
- 印刷会社の入稿条件を満たしている
- 納期に間に合う
- 最終版のデータを確認した
まとめ|カレンダー制作は印刷前の確認が重要
オリジナルカレンダー制作では、日付の間違いや写真の画質、納期の遅れなど、さまざまな問題が起こる可能性があります。
特に、数百部をまとめて印刷する場合は、印刷後に修正することが難しいため、事前の確認が重要です。
また、毎年カレンダーを作る場合は、写真集めや校正の方法を整理し、失敗しにくい仕組みを考えることも大切です。
オリジナルカレンダーの制作全体の流れについては、こちらの記事でも紹介しています。
オリジナル卓上カレンダーの作り方|200〜300部の制作実例
そして、実際に私が小さな牧場のカレンダーを毎年制作している経験や、制作費、写真集め、デザイナーさんとのやり取りなどについては、無料noteで詳しく公開しています。

